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THERMOEYE

遮熱塗料「サーモアイ」
本当に効く家は、どんな家か。

日本ペイントの屋根用遮熱塗料「サーモアイ」シリーズを使うプランです。仕組み・効きやすい家・色の選び方・料金まで、効かない場合も含めて職人目線で正直に書きます。

CONCLUSION

先に結論。遮熱塗料が効く家は、はっきりしています。

「夏、2階が暑くて使えない」——そう感じている家なら、検討する価値があります。

サーモアイ遮熱プランは、日本ペイントの遮熱塗料「サーモアイ」シリーズを使う当社の上位プランです。外壁塗装は延床25坪で塗装本体価格 税込56.8万円〜、屋根塗装は70㎡で32.9万円〜。期待耐用は15〜20年です。

正直に言うと、遮熱塗料は「全員におすすめ」の塗料ではありません。
夏の暑さで特に困っていない家に塗っても、体感できる変化はほとんどありません。その場合は、同じ耐用年数帯でもっと素直な選び方があります。違いは塗料5プランの比較記事にまとめました。

それでも、この塗料が刺さる家は確実にあります。金属屋根の家、屋根の下がそのまま生活空間や仕事場になっている建物。そういう現場では、塗り替えのついでに夏の暑さ対策までできる、ほぼ唯一の選択肢になります。宮城は雪国のイメージが強いですが、夏場の屋根の暑さで相談をいただくことは実際に少なくありません。

HOW IT WORKS

仕組みは「熱になる前に、跳ね返す」

上塗りだけでなく、下塗りにも反射性能を持たせている。これがサーモアイの中身です。

屋根が熱くなる原因は、赤外線

屋根が熱くなるのは、太陽光に含まれる赤外線(近赤外線)を屋根材が吸収して熱に変わるからです。ですから遮熱塗料の仕事は、断熱材のように熱をせき止めることではなく、熱になる前の赤外線を反射して返すこと。ここが「断熱」と「遮熱」の違いで、断熱は伝わる熱を遅らせる役割、遮熱はそもそも熱に変えない役割です。

上塗りと下塗りの「ダブル反射」

サーモアイは、日本ペイントが「赤外線透過テクノロジー」と呼ぶ仕組みを使っています。上塗りで反射しきれなかった赤外線をあえて塗膜の中を透過させ、その下にある専用の下塗り材(遮熱シーラー・プライマー)でもう一度反射させる。メーカーはこれを「ダブル反射」と説明しています。反射性能を持った下塗りを開発することで、従来と同じ工程数のまま遮熱性能を上げたシリーズです。

職人目線で大事なのは、この下塗りが単なる接着剤ではなく、性能そのものの一部だということです。ここに一般的なシーラーを使ってしまえば、上塗りだけに頼る普通の塗装に近づきます。

期待できるのは「屋根表面の温度上昇を抑えること」です。何℃下がるか、電気代がいくら下がるかは、屋根材・色・屋根裏の断熱状況・建物の向きで大きく変わります。当社は数字を保証しませんし、「これを塗れば必ず涼しくなります」とも言いません。

WHO IT FITS

効きやすい家と、正直に効きにくい家

屋根の下に人がいるか。天井裏に空気の層と断熱材があるか。ほぼこの2つで決まります。

効きやすい家・建物

  • 2階や屋根裏が、夏だけ使えないほど暑い家。熱の入り口が屋根である可能性が高い
  • 金属屋根(ガルバリウム・トタン・折板)。熱の伝わりが速く、差が出やすい
  • 倉庫・作業場・工場。天井がなく屋根の裏側がそのまま室内に面している
  • 平屋・ロフト付きなど、屋根と生活空間の距離が近い建物
  • 屋根の色をこれまでより明るくする予定がある場合

正直、効きにくい家

  • 天井裏が広く、断熱材がしっかり入っている家。すでに熱が室内まで届いていない
  • 夏の暑さで特に困っていない家。差額の分だけ損をした感覚になりやすい
  • 屋根をこれまでどおり濃い色で仕上げたい場合。反射には不利になる
  • 陸屋根・屋上。塗装より防水工事側で考えたほうが早いことが多い

現地調査で屋根材と屋根裏の状況を見て、「この家なら効きます」「ラジカルで十分です」をその場でお伝えします。効かないと思えば、はっきりそう言います。

COLOR

色選びは、淡い色のほうが反射に有利です

遮熱を目的にするなら、色は好みではなく性能の一部として選んでください。

日本ペイントも、色によって遮熱の効果は変わると説明しています。理屈は単純で、明るい色は太陽光を多く反射し、濃い色は多く吸収するからです。同じサーモアイでも、白系・淡いグレー系がもっとも反射に有利で、黒に近づくほど不利になります。「遮熱塗料にしたのに効かなかった」という話の裏には、濃色を選んでいたケースが混ざっています。

とはいえ「屋根を白くしてください」とは言いません。屋根の色は家の印象を決めますし、汚れの目立ち方も変わります。遮熱塗料には近赤外線を反射する特殊な顔料を使った濃色系(クールブラック系など)も用意されているので、見た目は濃い色のまま、性能はできるだけ確保するという中間の選び方ができます。

おすすめは、好みで候補色を2〜3色に絞ってから、反射に有利な順を確認する進め方です。色見本はお持ちし、「この色にすると反射は落ちます」という傾向を先にお伝えします。

PRICE

サーモアイ遮熱プランの料金

表示は塗装本体価格です。足場・高圧洗浄費は別途で、総額はお見積りで最初から明示します。

部位対象塗装本体価格(税込)期待耐用
外壁塗装延床25坪56.8万円〜15〜20年
屋根塗装70㎡32.9万円〜15〜20年

外壁は延床25坪で塗装本体価格 税込56.8万円〜。足場・高圧洗浄費は別途で、25坪の目安は合計約19万円、総額の目安は75.9万円〜です。屋根塗装は70㎡で32.9万円〜(足場代別・高圧洗浄込み)。使用塗料は日本ペイントのサーモアイシリーズです。

遮熱を目的にするなら、まず屋根だけ、という選び方も現実的です。夏の熱の入り口は屋根が大きいので、外壁は別グレードにして屋根をサーモアイにする組み合わせは、費用対効果の面でよくご提案しています。足場を1回組めば外壁と屋根を同時に施工できるので、両方やる予定なら同時のほうが得です。

建物の形状・劣化状況・付帯部の量で金額は変わります。全プランの価格は料金プランに、目安をすぐ知りたい方はネット見積もりでその場で概算が出ます。

VS

人気No.1のパーフェクトラジカルと、どちらを選ぶか

夏の暑さの悩みがあるかどうか。判断の基準は、そこだけです。

当社でいちばん出ているのはパーフェクトラジカルプランで、外壁は塗装本体価格48.8万円〜、期待耐用10〜15年です。価格と持ちのバランスがよく、「特に不満はないけれど、そろそろ塗り替え時期」という家にはこれをおすすめしています。

サーモアイ遮熱プランは、そこから外壁で8万円分(本体価格)上がります。この差額で買うのは、耐用年数の上積み(15〜20年)と遮熱という機能です。夏の暑さで実際に困っているなら、この差額は納得しやすい。困っていないなら、素直にラジカルで十分だとお伝えします。差額を出させるために遮熱をすすめることはしません。

5プランを横並びで見たい方は塗料5プランの比較記事をどうぞ。

CRAFT

遮熱塗料は、塗り方でごまかしが効きます

缶が同じでも、下塗りと塗布量を守らなければ性能は出ません。

指定の下塗りを、指定の量で使う

前に書いたとおり、サーモアイは下塗りも性能の一部です。ここを安価な汎用シーラーに替えれば材料費は下がりますが、ダブル反射は成立しません。しかも仕上がった屋根の見た目では、施主側から判別できません。当社は下塗り・上塗りともメーカー指定の組み合わせで、規定の希釈率と塗布量を守り、使用した塗料の缶まで写真に残します。

屋根の寿命は、下地処理で決まる

高圧洗浄でチョーキング(白い粉)と旧塗膜を落とす。錆があればケレンして錆止めを入れる。スレート屋根なら縁切り・タスペーサーで水の逃げ道を確保する。遮熱かどうかに関係なく、屋根塗装が15年もつか5年で剥がれるかは、この工程で決まります。塗料のグレードを上げても、下地処理を飛ばせば意味がありません。

当社は完全自社施工で、見積りに行く人間と塗る人間が同じ。中間マージン0円の分を、塗料と手間に回せます。実際の仕上がりは施工実績で、Before/Afterと使用塗料つきで公開しています。

FAQ

よくある質問

遮熱塗料を塗れば、電気代は下がりますか?

「必ず下がる」とはお約束できません。遮熱塗料の役割は屋根表面の温度上昇を抑えることで、その効果が室内やエアコンの効きにどこまで届くかは、屋根材・色・屋根裏の断熱状況・建物の向きによって変わります。当社は電気代の削減額を数字でお示しすることはしていません。

サーモアイ遮熱プランはいくらですか?

外壁塗装は延床25坪で塗装本体価格 税込56.8万円〜です。足場・高圧洗浄費は別途で、25坪の目安は合計約19万円(総額の目安75.9万円〜)。屋根塗装は70㎡あたり32.9万円〜(足場代別・高圧洗浄込み)。期待耐用はいずれも15〜20年です。

濃い色でも遮熱の効果はありますか?

淡い色のほうが太陽光の反射には有利です。ただし濃色にも、近赤外線を反射する顔料を使った色が用意されているため、見た目は濃い色のまま性能をできるだけ確保する選び方ができます。候補色を2〜3色に絞っていただければ、反射に有利な順をお伝えします。

遮熱塗料は屋根だけの施工でもいいですか?

屋根だけの施工も可能で、暑さ対策としてはむしろ現実的です。夏の熱の入り口は屋根が大きいため、屋根をサーモアイ遮熱プラン、外壁は別グレードという組み合わせもよくご提案しています。

CHECK

「うちは効く家ですか?」
まず屋根を見せてください

屋根材と屋根裏の状況を見れば、効くか効かないかはその場でお答えできます。診断・お見積りは無料。相見積もりも歓迎です。

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